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日本のこれからを見据えたビジネスリーダーたちの次世代を切り開くメッセージを収録。

FILE NO.045
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株式会社ネクシィーズ 近藤太香巳 | 人は“説得”では動かない“納得”を積み重ねることで社員の頑張りが生まれ会社の底力となる

株式会社ネクシィーズ 代表取締役社長 近藤太香巳
株式会社ベネフィット・ワン 代表取締役社長 白石徳生
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株式会社ベネフィット・ワン代表取締役社長・白石徳生が気になる企業のトップを大胆訪問。フリートークを交わしながら、成長の秘策を聞き出すというシリーズ企画。第6回のゲストは、50万円を元手に19歳で起業、売上75億円超の企業に成長させ、東日本大震災後に立ち上げた「情熱経済人交流会パッションリーダーズ」では、発足から1年8ヵ月で800名を超える経営者を率いる情熱のリーダー、株式会社ネクシィーズ代表取締役社長の近藤太香巳氏です。

無知こそ無敵
19歳、元手50万円で起業

白石 今日はよろしくお願いします! 早速ですが、近藤さんはすごく早い時期に、しかも若くして起業されましたよね。

近藤 はい。86年、19歳のときでした。まだ、ベンチャーやアントレプレナーなんて言葉もなかった時代ですよ。50万円を元手に、プッシュホンの訪問販売会社を立ち上げました。

白石 19歳ですか、すごいな。

近藤 「無知こそ無敵」ってヤツです。いまは情報があり過ぎて、いろんなことを考えて動けなくなっている人が多い気がします。始める前にあんまり考え過ぎてもね。

白石 たしかに。逆に動けなくなっちゃいますよね。じゃあ、就職は一度もしたことない?

近藤 いや、一度しました。完全歩合制の営業職。そのスタートがよかった気がするんですよ。僕はビジネスは「作る」「売る」の二つしかないと思っています。「作る」は、先行投資が必要だけど、「売る」はいらない。何か売りさえすればお金が入ってくると思えたから、起業もまったく躊躇がなかったんです。

白石 普通、その「売る」がなかなか大変なんですけどね(笑)。近藤さんのその営業センスは生まれつきのものですか?

近藤 いいえ、実践で徐々に身につけてきたものです。最初は全然売れなかった。それでもラッキーがあって、早い段階で成績優秀者として拍手される体験をしたのです。僕はそれまでの人生で、ホメられたことが一度もなかったので、仲間から拍手をされ、称賛を浴びたことによって、仕事へのモチベーションが一気に上がったんです。

白石 なるほど。

近藤 あと、N課長っていう上司がいましてね。厳しい人だったんですけど、僕はお金がなくて毎日、昼飯抜きなのを見抜いて、食わせてくれたり。「僕はもう十分やりました。これで契約が獲れなかったら会社を辞めます」と言ったときには、営業に同行してくれて、僕がチャイムを押すと、僕の目の前でスーパートークを繰り広げて、契約を獲ってくれたんです。しかも「お前がピンポン押したんだから、お前のオーダーだ」って。そんなことをされたら「N課長のために頑張ろう!」って気持ちになりますよね。それが拍手体験にもつながったんです。こういう上司に出会えたことが大きかった。

白石 N課長、いまの近藤さんのスタイルと似てませんか?

近藤 わかりますか? 僕だけじゃなく、当社にはサブリーダーという役職(ポジション)があるのですが、給料+5000円くらいなものなんです。それでも彼らは部下にメシをおごるんです。部下のために休日出勤したり、面倒をとことん見る。そういう姿を見ている新人たちもそれにならう。そういう「ネクシィーズイズム」が確実に育っている気がしますね。

同じ釜の飯を食うことで社の底力が上がる

白石 近藤さん自身も社員と食事することは多いんですか?

近藤 多いです。いまでも一番長く一緒にいるのは社員ですね。「同じ釜の飯を食う」って言うけど、そういう時間はとても大切です。仕事だけだと命令になりがちでしょう。メシを食いながら、会社のビジョンについて、自分の思い描くグランドデザインを伝えているんです。

白石 そうやってビジョンについての思いまで説明するんですか。

近藤 はい。人って説得では動かないけど、納得すると動く。大変ですけど、時間と気持ちを共有して、納得につなげる。それを重ねていくことが社員の頑張りを生み、会社の底力になっていくのです。

白石 なるほどねえ。僕も昔は社員とよくメシ食いに行ってたんですよ。その頃はたしかに上が下の面倒をよく見てた。でも社員の人数も増えて、ちょっと放置していたら知らない間に変わってました。

近藤 組織は手を抜いたら、すぐに悪くなります。僕は情熱だの愛だのクサイことばかり言っているけど、そういうものにいま、みんな飢えているんじゃないのかな。パッションリーダーズにあれだけ経営者が集まるのも、そういうことなのかなって思うんですよ。

パッションリーダーズは日本版JCになれる

白石 パッションリーダーズの話もぜひ聞きたいんですよ。始めたのは東日本大震災後でしたよね?

近藤 そう。2011年4月。実業家が日本を元気にしていかなきゃならないと思ったのです。100名くらい集まればいいかと思っていたら、すでに800名を超えました。

白石 そんなに人が集まるのはどうしてなんでしょうね?

近藤 代表理事の僕が、本会のあらゆるイベントに出席しているからだと思います。ジョギング部会、ボクシング部会、グルメ部会(笑)。「みんなで絆を深め、仕事も、遊びも、人生を楽しもう!」っていうキャッチコピーがあるんですけど、一緒に遊んだりしていると自然と「こいつ、いいヤツだな」「信頼できるな」ってわかる。そういう場でこそ、お互い魂で殴り合うような関係性を築いていけると思うんです。

白石 それもネクシィーズイズムですよね。近藤さんらしい。

近藤 白石さん、以前から「またベンチャーの時代が来る」って言ってたじゃないですか。それがまさにこの2年ですよね。そこへ向けて、この仲間をバックアップしていきたいのです。

白石 まさにいま、以前ベンチャーが次々上場した時代と同じ空気になってきていますよね。それを牽引してもらうのと同時に、パッションリーダーズが日本版*JC
になるのはどうですか? いまある団体って資本を全部アメリカに持っていかれてるでしょう? Made in Japanを作りましょうよ。

近藤 それ、いいですね!

白石 最後に、ネクシィ—ズは今後、どう展開していくんでしょう。

近藤 ネクシィーズは企画力と営業力でここまで成長してきた会社です。でも川上ではないビジネスは、ある日突然、源流を止められたら立ち行かなくなります。いま、進行しているのは川上の源流を押さえるビジネス。そこで決めているのは「その業界でナンバーワンになれる事業しかやらない」ということ。変に企画力があると、いろいろやりたくなるんですけど、ナンバーワンになれないものには手を出さない。それが今後の方針です。

白石 仲間の一人として、ますますの活躍を期待しています!

引用元:CEO社長情報

記事掲載日:2013年2月

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