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世界的大ヒットアプリを生み出した 合併企業のユニークな人材融和策

ユナイテッド株式会社 金子陽三社長 記事サムネイル画像

世界で1500万ダウンロードを達成したスマホのホーム画面の着せ替えアプリ『CocoPPa』。そして新たなジャンルを切り開いたRTB広告。どちらもITベンチャーの雄・ユナイテッドの事業である。しかし驚くことにこの会社、2012年の12月に合併してできたばかり。本来、合併にはデメリットも多い。ヒットなど夢のまた夢のはず。つまり組織がうまく融合しているのだ。社長でCOOの金子陽三はその理由を、合併前後に行なわれた取り組みにあると語った。
合併前の10月にアナウンスを出し、11月からオフィス統合。事業部内で人員シャッフルし、さらなる飛躍のために問題点を出し合った。合併後はさまざまな交流する機会を提供した。CEO、COOが社員を3人ほど連れて双方を知る「ソウシルランチ」や月1回の誕生会「ユナイト」、「同郷の人で行く」などの条件を作って給料日前のランチ代を給付したりもする「交流ランチ」などなど。ポイントは、横だけでなく縦のつながりも意識して、単純なシステムにしていないところにある。だから、融和が生まれたのだろう。